★★★★★3
「正札附根元草摺」
幕が開くと匂い立つような紅梅白梅が目に飛び込んできて、明るく華やかな気持ちにさせてくれる。
富士山を正面に踊りの上手いお二人が舞台奥から登場
すっくと立つ巳之助さんの五郎は美しさと力強さ際立ち、長い手足を生かして踊る姿が大変格好良かった。
歌昇さんの朝比奈は髪には力紙、強そうな隈取りや大きく立派なお衣装で力自慢。強い男と愛嬌のある女踊りの巧みさ柔らかさとの対比が面白かった。
個人的には、朝比奈の豪華な鶴の刺繍を施したお衣装が素晴らしく目が釘付けでした。
「萬歳」
柔らかくおおらかな紅白の梅の大木の背景
一幕目とはまた違った上品な趣き。
幸四郎さんと勘九郎さんが一緒に踊る華やかさ、観ていたとても楽しかった。
幸四郎さんは悠然かつきっちりと、勘九郎さんは柔らかくも軽快に、そして梅玉さんの品格ある存在感。
それぞれのお衣装もすっきりとして、明るく華やかな曲と舞踊でおめでたい気持ちになりました。
それにしても白塗りのお三方の美しいこと!惚れ惚れしました!
「木挽の闇爭」
一世代前の浅草歌舞伎のメンバーを中心に嬉しい勢揃い。
上の階から観ていたので、型や並びが美しく決まったのがよく見えました。舞台上に人気役者がたくさんで目が足りない!
三題それぞれ見所があって、あっという間に感じた一幕でした。